さかえちょう公園(秦野市栄町)で8月22日、地元の若手アーティストらが企画や出演を手掛けた野外フェスが初開催された。会場は若者や親子連れ、お年寄りなどで賑わった。
日頃は親子連れなどが遊ぶ公園に、この日はステージが登場。秦野や平塚などを拠点に活動するアーティストやDJが、ブラックミュージックを披露した。
イベント名「JUST(ジャスト)CORE(コア) 2015〜ダイクマな夏祭り〜」の由来について、実行委員長の桐山拓也さんは「秦野の中心的存在となっているジャスコ(現イオン)、公園の場所で発祥したディスカウントストア『ダイクマ』にアーティスト用の『ダイナミックマイク』を掛けた」という。地元の大道自治会や大道商和会なども協力し、市内飲食店の出店もあった。
会場は、子ども連れやお年寄りの姿も多く見られた。来場した70代の姉妹は「喉から色んな楽器の音が出るのがすごい。楽しいです」「私も若い頃は新宿までロカビリーを聴きに行っていた。民謡もやってくれたので親しみが持てたし、若い人のリズムは生きる力が湧く」と笑顔で話した。
音響等を担当したOffice BASE代表取締役の武弘晃さんは、公園に面する住宅に一軒ずつ訪問し事前に挨拶をして回ったという。武さんは「住民の方にご迷惑をおかけすることになると思ったのですが、みなさん嫌な顔もせず了承して下さり本当に助かりました」と話す。
自身もラッパー「Lili乃花」として出演した桐山さんは、事前に公園の周辺の家200軒以上にイベントのビラを配り来場を呼び掛けていた。桐山さんは「毛嫌いされがちなジャンルで不安もありましたが、多くの人に来て頂き嬉しいです」と話した。
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