ISS(国際宇宙ステーション)が太陽面を横切る光景を、湘南天文同好会の長沢正巳さん(59・秦野市河原町)が撮影した。
長沢さんは10月18日午前8時、自宅の庭に減光処置をした天体望遠鏡を太陽面に向けて設置。撮影時刻の午後0時44分を待った。
しかし、朝は一片の雲も無かった秋空に午前10時を過ぎると雲が広がり、太陽を隠してしまったという。
400Km上空に浮かぶISSは秒速8Kmという超高速で移動しているため、太陽面通過に要する時間はわずか0・7秒。刻々と撮影時刻が迫る中、太陽を隠していた雲が1分前に消え去り撮影は無事完了した。
撮影は、カメラの液晶画面で確認してからシャッターを押しても間に合わないため動画モードで行われた。撮影後、長沢さんはすぐに部屋のパソコンで画像を確認。「PCモニター上に黒いISSが写っていた時は感動しました」と喜びを語った。
長沢さんは撮影写真をJAXA(宇宙航空研究開発機構)のホームページに投稿。現在同ホームページ上(宇宙ステーション・きぼう広報・情報センター内)でも紹介されている。
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