秦野市立南小学校(今泉699)の6年生児童179人が10月27日、11月中旬に完成予定の「今泉あらい湧水公園(今泉426の1付近)」内の小川に、絶滅危惧IB類のホトケドジョウ約500匹を放流した。
同公園付近は、「秦野駅南部(今泉荒井)土地区画整理事業」として整備が進められている区域。もともとこの地にあった荒井湧水を同公園として整備するにあたり、生息していたホトケドジョウ19匹を2013年12月に保護し、県水産技術センター内水面試験場(相模原市)で繁殖させていたという。
公園の完成に伴い、同事業組合の三杉克篤理事長が夏頃南小学校に「児童による放流」を提案。同校側は「とてもありがたいお話。子どもたちには生き物に親しみ、その大切さを学んでほしい」と、理科の環境学習の時間を充てた。
放流前日には、同試験場の職員を招き生態について学習。当日は、ホトケドジョウが1匹ずつ入ったプラスチックのコップを持ち、「元気に育ってね」等と声を掛けながら小川に放した。
三杉理事長は「子どもの頃はよくいたホトケドジョウ。放流してくれてとても嬉しい。この公園を1年中愛して」と話し、子どもたちは「公園がオープンしたら様子を見にきたい」と笑顔を見せた。
秦野版のローカルニュース最新6件
|
|
|
|
|
|