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女性の健康講座 子宮癌検診のおすすめ はだの南レディスクリニック 院長 平井規之
子宮癌検診を受けていらっしゃいますか?
一般的に子宮癌検診と言えば子宮頚癌検診のことを指します。子宮頚癌の原因は性行為で感染するヒトパピローマウイルス(HPV)と言われています。性交経験者の60%の方は1度はHPVに感染したことがあり、2〜3年で自然治癒しています。
現在HPVは100種類ほどが発見されており、そのうち10種類ほどが悪玉HPVと呼ばれ、子宮頚癌を引き起こすとされています。ハイリスクHPVに感染されている方の10%くらいの方は感染が持続し、さらにその一部分の方に前癌状態とされる異形成(Dysplasia)が発生します。
子宮頚癌を「検診」で予防
感染してから子宮頚癌が発症するまで数年から10年くらいの期間がかかるとされており、定期検診が必要とされています。年間の子宮頚癌の羅患者数は2万人超とされ、20歳代の患者数の増加が問題となっています。
子宮頚癌には現在HPVの予防接種がありますが、残念ながら疼痛などの問題で国から積極的な推奨はなされていません。そのために子宮頚癌を予防するには検診を受けるしかありません。それなのに我が国の検診受診率は32・7%とされています。
秦野市の検診受診は約18%
秦野市には子宮頚癌検診の対象となる方が約3万8千人いらっしゃいます。企業検診や人間ドックで受診されている方もいらっしゃいますが、秦野市の市検診ではそのうちの約18%の方しか検診を受けていらっしゃいません。
今年度から市検診は国の指針にのっとり、2年に1回の検診となっています。そのほかに20歳を迎えられた方に子宮頸癌検診のクーポンが配布されています。しかしこのクーポンの利用者はわずか4%にすぎません。欧米諸国の子宮頚癌検診率は70〜80%であり、HPVワクチンを施行していることを踏まえれば日本の現状は憂慮されなければいけません。
今年度の市検診2月末で終了
子宮頚癌は早期に発見可能な癌であり、早期であれば子宮を温存して妊孕性を維持することが可能です。20代、30代の方は是非ご検討ください。今年度の市検診は2月いっぱいで終了となります。ぜひこの機会に検診を受けられることをお勧めいたします。
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