秦野市消防本部(曽屋757、小清水俊明消防長)が2015年の1年間に出動した救急出動件数が7559件(前年比244件増)で、1965年に統計を取り始めて以来、過去最多の出動件数となった。
昨年の年代別の救急出動件数7559件の内訳は、新生児5件、乳幼児319件、少年295件、成人2543件、高齢者4042件。成人以下の件数は2014年よりも減少か横ばいで推移している一方、高齢者は約300件増加した。なかでも80歳代以上の入院を要する事案が増加傾向にあるという。
秦野市消防本部には6台の救急車があり、そのうち5台が常時稼働。昨年は1日平均21件で、約70分に1件の割合で市内5署(本署・西分署・南分署・大根分署・鶴巻分署)から出動していた。現場までの到着時間は、平均7・5分。救急搬送人員は7204人(前年比274人増)だった。
救急車の適正利用を
出動件数の増加に伴い、緊急を要さない要請も増加傾向にあるという。昨年は、「日焼けしてピリピリ痛い」「深爪して痛い」といった内容の要請があり、更に、入院用の荷物を持って玄関先で待つ人、「薬がなくなったから」と夜間に連絡してくる人もいたという。
通常は、傷病者から直近の救急車が現場に出動するが、当該車が既に出動している場合には次に近い救急車が出動することになるため、救急出動件数の増加は現場到着時間の遅れにもつながっていく。
そのため同本部では、適正利用を呼び掛けるパンフレットを各医療機関や公共施設等で配布する他、ホームページや市民向けの講習会等で呼びかけを行っている。「救急者は緊急に病院へ行く必要がある人を搬送するものです。通報する前に必要かどうか今一度考えてみて下さい。しかし、迷った場合はすぐに要請を」と話している。
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