映画「じんじん秦野編」の製作発表記者会見が6月24日、出雲大社相模分祠(秦野市平沢)で行われた。前作に続いて再びメガホンをとる秦野市柳川在住の山田大樹監督(59)は、「丹沢の豊かな自然や、街の皆さんの雰囲気を作中で描ければ」と意気込みを語った。
会見には山田監督のほか主演の大地康雄さんをはじめとする俳優陣、古谷義幸市長らが出席した。
大地さんの役どころは、北海道剣淵町を舞台にした前作と同じく、気ままに一人暮らしをおくっている大道芸人・立石銀三郎。会見では、日本の若者が将来に夢や希望を持ちにくいという話題に触れ「私にできる事は無いかと思っていた時に(続編の)秦野編の話をもらった。銀三郎の役を通して、少しでも若者の背中を押すことができれば」と思いを話した。
この日、ストーリーと主要キャストも発表された。
銀三郎が暮らす秦野市の観光協会で働いているヒロインに鶴田真由さん。ふとした出会いから銀三郎が息子の様に接するも、なかなか心を開かない若者を川崎市出身の福士誠治さん。若者がアルバイトをする林業会社の役員に永島敏行さん、会社の同僚に菅野莉央さん。
市内戸川在住の苅谷俊介さんも、銀三郎が間借りしている家の主人として出演する。苅谷さんは、じんじんの1作目を見て「これは続くな(続編が作られる)」という印象を持っていたといい「それがまさか秦野とは。大変喜んでいるし頑張りたい」と笑みをこぼした。
クランクインした6月27日は、市内の寺院などで撮影が行われた。今後は市内や北海道剣淵町で7月末まで約1カ月余りのロケ撮影が行われる。
映画は年内完成、来春の公開を目指して製作が進められる。秦野での先行上映も予定されている。
秦野市観光協会ホームページ(http://www.kankou-hadano.org/)の特設サイトでは、ロケ撮影の様子を伝えるニュースや、東海大学学生とのコラボレーション企画動画「裏メイキング」などを発信している。
秦野版のトップニュース最新6件
|
|
|
|
|
|