秦野市立西中学校2年の小林るりさん(13・並木町)が9月18日、市文化会館で開かれた「第6回中学生英語スピーチコンテスト」で優勝した。準優勝は畠山凛音さん(市立鶴巻中2年)、第3位は瀬戸結葉さん(市立南が丘中3年)で、3人は来年3月に友好都市の韓国・坡州市を訪問し、英語の学習プログラムに参加する。
小林さんが英語スピーチコンテストに参加するのは昨年に続き2回目。前回は6位で「くやしかった」といい、今年の募集が始まるとすぐにエントリーした。
学校生活のことや将来の夢などの身近なことから、自分が考える平和についてなど、多様なテーマで3分間の英語スピーチを披露する同コンテスト。小林さんは『The Charm of Design』をスピーチタイトルとし、現在最も興味を持つデザインの魅力と可能性をテーマに発表することを決めた。
自身が通う英会話スクールの講師から「日本語と英語は必ずしもイコールではない」と教えられてきたため、原稿は最初から英語で書きだした。同コンテストは、2分半以上3分以内にスピーチを終えることが条件のため、原稿が完成してからの約1カ月、何度も何度も練習を重ねてきた。
コンテスト1週間前から風邪を引いてしまい、声が出づらい中で迎えた本番。ライバルたちが流暢な英語でスピーチを披露していくと、「これはまずい…」と不安が募っていった。応援に駆け付けていた講師に励まされ、いよいよ壇上へ。昨年は緊張で足が震えたというが、今年は落ち着いて第一声を発することができたという。学校では生徒会役員を務めているため、「大勢の前で発表することに慣れたのかも」と笑う。
笑顔を心がけ、聴衆の心を掴むようにジェスチャーを交えてスピーチを始めた小林さん。スーパーなどの陳列には導線を意識した動きのデザインが存在していることや、津波の危険を警告する場合に用いるピクトグラム(図記号)がとても分かりやすいこと、自ら制作した和式トイレのピクトグラムを紹介したりしながら、「将来はデザイナーになり、デザインで世界を変えたい」と3分間のスピーチに思いをのせた。
「自信はない」と言っていたが、結果は優勝。「これは夢かも」と驚きとともに湧きあがる実感。「すごく嬉しかった。色々挑戦させてくれ、サポートしてくれる家族や先生のおかげです。来年の坡州ではたくさん英語を学びたい」と目を輝かせた。
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田原ふるさと公園野菜直売研究所0463-84-1281/そば処東雲0463-84-1282 https://www.kankou-hadano.org/pointinformation/pointinformationguide/point_tawarafurusatokouen.html |
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