年齢や学校の異なる児童が共同生活をしながら通学し、地域の人と交流する「ふれあい通学合宿」が7月5日から8日に行われ、秦野市立大根小学校と広畑小学校の4〜6年生の児童27人が参加した。PTAや下大槻団地長寿会、東海大学駅前商店会、東海大学関係者、地域のボランティアなどが連携して運営を行い、東海大の学生15人が「学生リーダー」として寝泊りを共にして活動全般を見守った。
児童たちは宿泊先の広畑ふれあいプラザで朝食と夕食の準備や清掃を交代で担った。下校後は長寿会のメンバーにペタンクや折り紙を教わりながら遊びを楽しんだほか、近隣の民家の風呂を借りて「もらい湯」も体験した。
夕食後には東海大学ジャグリング部や秦野市民吹奏楽団によるレクリエーションを堪能した。3日目の就寝前には学生リーダーや友達とも打ち解け、児童の笑顔と笑い声があふれていた。参加した菅原結愛(ゆあ)さん(広畑小6年)は「借りたお風呂はレトロな感じで、友達と温度調節するのがとても楽しかった」と話した。
2003年度から実施されているこの事業を支えてきた東海大学ローバースカウト隊の隊員減少を補うため、今回は社会教育主事課程を履修する同大の学生らが協力した。参加した学生は「違う学校の子どうしが仲良くなっていくのが見られて嬉しかった」「自主性を尊重しながらルールを守ってもらう方法を考える良い機会になった」などと4日間を振り返った。
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