神奈川県薬物乱用防止指導員協議会秦野伊勢原支部の支部長に就任した 高橋 泉さん 弥生町在住 70歳
真摯な表情の中に優しい瞳
○…「薬物は一度でも手を出してしまうと、自分の意思で辞めるのは極めて難しい。若者らが薬物に手を染めることを何とか防ぐよう全力で取り組んでいきたい」と力を込める。2007年、知り合いとの縁で同会に入会。これまでにも会員としてキャンペーン活動の最前線に立ち、チラシなどを配布しながら、若者らに声をかけてきた。どんな時でも強く訴えるのは「ダメ。ゼッタイ。」のメッセージだ。
〇…山形県で生まれ、小学校2年生の時北海道に移り住んだ。1970年、秦野市で司法書士を務めていた叔父のもとへ。雪降る北の大地から越してきて「秦野の冬はこんなに晴れの日が続くのか」と青空を見上げて驚いた。故郷遠く、一人アパートに暮らしながら大学へ通い、アルバイトで生活費も稼いだ。1973年、司法書士の資格を取得。叔父の跡を継いだ。
〇…知り合いの勧めもあって2005年秦野ロータリークラブに入会。2011年には会長も経験した。「秦野に住んで既に半世紀近く。地域の中で仕事もさせていただいている。やはり地域に対して恩返ししたい」と、様々な役職を務めることへの想いを語る。
〇…夫婦2人と愛犬と暮らす。大切にする豆柴を夫婦で子どものように可愛がる。時折楽しむ早朝の散歩。夜明け前の薄暗い時を”かわたれどき”と文学的に表すセンスの良さが光る。一方「健康のためだと思って…」と、サプリメントにはまっている。「新しいのが出るとつい試しちゃうんだ」と、いたずらっぽく笑う。そのおかげか70歳になる現在でも「薬のお世話になってない」と胸を張る。
〇…「75歳までは元気で仕事を続けたい」と力を込める。司法書士の仕事は商業登記や一部の裁判事務、成年後見、遺言や相続に関する業務など、多岐に渡る。「高齢者の話相手になることも多く安心感を与える存在になりたい」と柔らかな表情で微笑んだ。
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