東日本大震災から6年半。知的障害者の保護者の会「秦野市手をつなぐ育成会(相原和枝会長)」や市役所職員、秦野観光和太鼓などで結成した支援隊(杉崎貞夫代表=人物風土記で紹介=)が訪問を続けてきた宮城県南三陸町では、仮設住宅から災害公営住宅や高台移転団地へ移住が進んでいる。しかし仮設住宅で形成されたコミュニティから離れ、震災前に別々の地域で暮らしていた人が同じ住宅地に住むようになった事で、高齢者の中には話し相手がなく自宅に籠もりがちになる人もいるという。
そこで今回、支援隊は南三陸町のみねはた団地自治会と協力して、団地内での夏祭りを企画。2011年から続けてきた炊き出しのノウハウを活かし、たい焼きや焼きそば、かき氷等を無料配布することにした。
8月26日の早朝、支援隊のバスは鉄板などの大きな屋台道具、太鼓、抽選会などで来場者全員に配布する秦野産の野菜や花き等を詰め込んで市内を出発した。
みねはた団地に着くと、仮設住宅で支援隊と顔見知りになった住人らが笑顔で迎え入れ、握手を交わした。支援隊は地元の自治会と一緒に模擬店の準備を始め、秦野観光和太鼓のメンバーが団地内を練り歩き祭りの開始を知らせた。
会場は住人のほか、住人と同じ仮設住宅に住んでいた人、近くの学校に通う児童生徒、障害者福祉施設の利用者などで賑わった。子どもたちにはヨーヨー釣りやそうめん流しが人気で、親子連れやお年寄りの楽しげな笑い声が響いた。
会場に訪れた地元の女性は「暑い中、何度も太鼓の演奏をして頂いて感動しました」と話し、小学生は支援隊メンバーに「初めてそうめん流ししてとっても楽しかった。また来てね」と笑顔で話した。同自治会では今後も催し物等でコミュニティ形成に努めるという。
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田原ふるさと公園野菜直売研究所0463-84-1281/そば処東雲0463-84-1282 https://www.kankou-hadano.org/pointinformation/pointinformationguide/point_tawarafurusatokouen.html |
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