二宮金次郎(尊徳)をテーマにした映画『地上の星―二宮金次郎伝―』の製作が決定し、8月に小田原市の尊徳記念館で製作発表が行われた。独自の仕法で荒廃した村を次々と復興させた金次郎を、ひとりの人間としてその生涯を描く。
監督を務める五十嵐匠(しょう)氏は会見で、「二宮尊徳さんは復興のために自分の仕法を突き進んでいく。その姿に興味をおぼえた」と、題材に取り上げた理由を説明。また企画を持ち込んだ映画会社やテレビ局に「エンターテイメントに欠ける」などの理由で断られたことを披露し「この映画は手づくりで『積小為大』で撮りたい」と報徳仕法の言葉を引用し”思いのある”市民や企業に協力を訴えた。
金次郎役で秦野市出身の俳優・合田雅吏さんは、重責の緊張とそれを上回る使命感があると挨拶。「褪せない報徳仕法、金次郎という人物を映画にして100年、200年残さなければ。金次郎になりきり多くの人に伝えたい」と意気込んだ。
同映画に協力する「全国報徳研究市町村協議会」には秦野市も名を連ねており、9月末には秦野市内の田んぼで収穫シーンなどの撮影も予定されている。
製作準備委員会事務局では、支援金で応援する「金次郎サポーター」を募集中。問い合わせは(株)ストームピクチャーズ【電話】03・6455・5850へ。同映画は2019年1月頃に同協議会加盟17市町村で先行公開され、5月に全国公開予定。
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