秦野市今泉の今泉上町(かみちょう)自治会(小泉英二会長)は、老朽化していた上町会館を移転・新設し、3月19日に竣工式を行った。旧会館の隣接地に建てられた新会館には、江戸時代に鋳造された消防用の半鐘や、地区内の水車で使われていた石臼などが展示され、昔の上町を伝える場所となっている。
また、市内初の開放型会館として他地域の人の利用も受け付け、英語教室の開催等も検討しているという。横溝彰副会長は「昔は31世帯のうちほとんどがタバコ農家で、農作業を通じて地域がつながっていた。今は、この会館が地域を繋ぐ場所になれば」と話す。
旧上町自治会館は、昭和7年に暴風雨で全壊した旧南小学校校舎の古材を利用して建設されたと言われている。旧会館は個人の私有地に建てられていたため、今回、同自治会は市の助成を利用して、隣接した別の土地を購入し新築した。
新会館に展示された半鐘は、江戸時代から上町の高台で使用されていたもので区画整理のため1994年に一度市に寄贈されたものを返却してもらい、展示した。側面に「相州大住郡今泉村 亀王山太岳院 寛政三年亥二月」などと記してある。また、石臼は、湧水を利用して5基の水車が回り、精米、精麦、製粉、織物などで賑わっていた当時の記憶を伝えている。
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