國學院大學 チーム一丸でシード権獲得へ 4年ぶり5度目の出場、“粘りの走り”見せられるか
あす2日(日)、3日(月)に行われる箱根駅伝(第87回東京箱根間往復大学駅伝競走)に、区内新石川にたまプラーザキャンパスを構える國學院大學が出 場する。同大学は4年ぶり5度目の出場。前回出場時には14位に終わっている。前田康弘監督は「まずは(10位以内に入り)、シード権を獲りに行く。うちには大砲はいないが、前半から粘りのレースで襷(たすき)を確実につなげたい」と意気込みを語った。
ゼロからの出発で箱根に挑む
「監督就任当初は、とても箱根を目指すチームとは思えませんでした」。2009年8月に同大学陸上競技部にやって来た前田監督は、当時の目的意識のない練習風景に呆れてしまったという。しかし、選手たちの士気を上げるため、毎日言葉を掛け続けた。その結果、一人ひとりの選手が、自分がやるべきことを言われなくても実行できるチームへと変貌を遂げた。まだ力のない選手も常に前向きに、今の自分にできることを100%行うようになったという。昨年4月には、前田監督の駒澤大学時代の後輩、松下龍治コーチも呼び寄せ、レギュラーメンバー以外にもコーチの目が行き届いた万全の体制を組むことができた。仁科徳将主将(4年)は「松下コーチが一緒にジョグを走ってくれて、みんな普段はできないような本音の相談や話し合いができました」と語る。
また、「4年生が本気になって、こういうチームにしてくれた」と前田監督は振り返る。選手間ミーティングでは、時には意見が合わず、けんかをする場面もあったが、今では「全員で戦う意識」を持ち、箱根の頂上を見据えている。
キーマンは仁科・萩野
たまプラーザのアップダウンの激しいコースで鍛え、”粘りの走り”を磨いてきた同大学の選手たち。その結果、(前年度の総合順位11位以下のチームが本戦出場をかけて戦う)予選会では後半5Km地点以降、4位から追い上げを見せ、2位という結果を残した。本選でも、「仁科と荻野(3年)がどのくらい通用するか」と期待する前田監督。
仁科主将は「4年生は最後になるので、後輩にシード権を残したい」と、今回の箱根にかける思いは強い。4年生から後輩たちへ”シード権”という名の襷をつなげるだろうか。
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映画で学ぶ英会話4月18日 |
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