日本体育大学 いざ箱根の頂点へ 4年生エースの序盤、下級生の勢いがカギ
鴨志田町にキャンパスを構える『日本体育大学』が、あす2日(日)、3日(月)に行われる「箱根駅伝」(第87回東京箱根間往復大学駅伝競走)に出場する。同大学は、今回で63回目の出場となる箱根駅伝の常連校。別府健至監督は「4年生の経験と安定力が十分に発揮され、下級生の勢いが融合すれば、近年最高の結果を出せる」と語気を強める。
経験豊富な4年生が起爆剤
往路を3位で戦った前大会。優勝争いが期待されながらも、復路は17位、総合9位という結果に終わった。今回、最大の武器は主将の野口拓也選手と出口和也選手の4年生エース。「どちらもトップクラスの実力がある。序盤さえ固められれば戦況は大きく変わる」と監督からの期待も高い。往路の主要区間に両選手を投入し、序盤で勢いをつける狙いだ。前大会3区区間賞だった主将の野口選手は、「他大学のエース選手と渡り合ってチームに良い流れを作りたい」と総合優勝を見据える。夏に故障した出口選手は、出雲駅伝、全日本大学駅伝ともに本来の走りができなかったが、「区間賞を狙っていく」とエースとしての自覚を語る。また、両選手ほか2人の経験者がメンバー入り。3大会連続出場の谷野琢弥選手、前大会8区の筱嵜昌道選手など経験豊富な4年生の走りが起爆剤となりそうだ。
下級生の追い上げに期待
「4年生が序盤を引っ張れば、下級生が実力以上の力を発揮する」と監督が話すように、下級生メンバーも注目選手が揃う。前回7区出場の早川智浩選手(2年)をはじめ、出雲は区間賞、全日本は4位と好成績を連発し、頭角を現してきた福士優太朗選手(2年)。そのほか出雲1区、全日本はアンカーと主要区間を任されているルーキーの服部翔大選手(1年)など、他大学に負けない下級生の追い上げもカギを握る。
チーム内の激しい選抜でタイムの底上げ
今年から激しいチーム内選抜を行い、16人での練習を強化。その結果、1万m・29分台が増え、チームのタイム底上げを実現させた。「アップダウンがきつい」と選手が口を揃える”丘のよこはま・青葉”から、10度目の総合優勝を目指す。
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