「こどもの国」に残る戦争の足跡―。太平洋戦争中、弾薬庫だった「こどもの国」を題材にした青葉区小中高生ミュージカルが、今月29日(土)・30日(日)青葉公会堂で開催される。弾薬を生産していた勤労学徒や園の歴史を通し、49人の子どもたちが”命の繋がり”を伝える。
地元で知る戦争の事実
今では子どもたちの笑い声が響く「こどもの国」だが、戦争の歴史が残されていることは意外と知られていない。”鉄の扉”で閉ざされた弾薬庫跡や弾薬の運搬用に使われたというトンネルは今もなお園内に存在。また、戦時中は6人の勤労学徒が不慮の事故で命を落とした場所でもある。
「勤労学徒として頑張っていた人がいたから、今の私たちが生きている」と出演メンバーの野口響さん(谷本中2年)。「遠足でよく来たこどもの国で一体何が起きていたのかを伝えたい」と勤労学徒を演じる笠原健人さん(高2・谷本中出身)は今回の舞台で地元を見つめ直すきっかけに繋げる。
10周年記念公演となる同ミュージカル。地元”青葉っ子が命の繋がりを演劇・歌で地域に届ける。
■『こどもの国2010〜よみがえる歌声〜』…29日18時〜、30日10時半〜・14時半〜。当日チケットあり(大人999円・高校生以下500円)。詳細は同ミュージカル事務局【携帯電話】090・1703・5926まで。
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