横浜美術短期大学 彫刻クラス 最後の修了展でオークション 20日 BankART1929studio
美術作品を福祉施設などで活用してもらおうと、横浜美術短期大学専攻科彫刻クラスでは、学生らの作品のオークションを3月20日(日)、BankART1929studio(横浜市中区)で開催する。
『アート・ファミリー・システム』(芸術作品里親制度)と題するこの取り組みは、芸術的な環境を一般に広く普及させることと、若い作家の育成と活動の場を提供することを目的としている。
出品は専攻科彫刻クラスの石彫刻作品20点ほど。同クラスを卒業する学生らの修了作品が中心で、作品展開催中に行う。
横浜美術短期大学は昨年4月より、四年制大学への転換に伴い学生募集は行っていない。同クラスが短大最後の修了展となる。
同大学専攻科の中野滋教授は「毎年多くの卒業生を送り出すが、活躍の場が限られている。彫刻という芸術に若い作家が夢を持てる環境のために、アートをもっと気軽に楽しむ文化を育てたい」と話す。作品を出品する浜川亮平さん(専攻科2年)は「自分を知らない人がどう評価するのか、怖くもあり、楽しみでもある。いつまでも作品として見続けてくれれば嬉しい」と期待を寄せた。
入札最低価格は制作者が設定し、1万円からの作品もある。作品の落札金は制作者に渡される。時間は13時から。問い合わせは横浜美術大学共通実技科目研究室【電話】045・963・4181へ。
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