障害のある子どもの母親たちが活動するマザーズ・ジャケット(吉田朋子代表)が、子育てに悩む人らが語れる「子育ておしゃべり会」を5年前からアートフォーラムあざみ野や荏田西地区ボランティアセンターまいーかで開催している。
この日のおしゃべり会はスタッフを含め6人が参加。参加者は障害のある子どもの母親が多い。「学校の先生との意思疎通にカードを使ったら上手くいったよ」、「授業の休憩のタイミングが取りにくい」など、学校の情報交換や悩み、教育議論など自由に話し合った。
会のルールは秘密を守る、否定をしない、自分の考えは押し付けないこと。「”私もそうだったわ”という言葉に救われることが意外と多い。お母さんを孤独にさせないことが大切」と吉田さんは話す。
価値観を見直そう
同会は10年前に発足。障害をテーマに講演会の企画や体験談をまとめた本の出版などの活動を行う。
吉田さん自身も中学生の娘がダウン症。少しでも障害を軽くしたいという一心で、幼児期は訓練会やクリニックに通いつめた。不安や焦りの子育てを救ったのは重度の障害がある子どものお母さんからかけられた言葉。『障害者にはできない理由がある。社会の価値観に合わせるだけではなく、社会が理解する必要もある』という一言に気持ちが楽になったという。「同じ不安を抱える人に大丈夫と言える、そんな場所を目指しています」と吉田さん。
次回は7月11日(月)「まいーか」で開催。その他の相談や問い合わせは【電話】045・911・3808(月・火・金・土 正午〜18時)。
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