元石川高校3年の山上明日実さんが、今月27日(水)に都内で開催される「第58回 NHK杯全国高校放送コンテスト」朗読部門で準決勝に進出する。60人で争われる準決勝から決勝戦に進めるのは10人。「決勝の場となる憧れのNHKホールに立つために、2分間、頑張って朗読したい」と山上さんは意気込む。
NHK杯全国大会出場をかけて行われた神奈川県大会では、3位入賞を果たした山上さん。準決勝の作品は、小説「雪沼とその周辺」(堀江敏幸著)/短編「緩斜面」のワンシーン。倒産した会社で経理担当だった主人公が、”経理の面白さ”について思う場面を朗読する。「倒産後、主人公が故郷でゆったりとしている場面。聞いている人が経理の楽しさが想像できるよう心がけて読みます」と山上さん。演劇ではないため、感情を入れ過ぎずに読むのが朗読の難しさだという。
日頃は校内放送委員会に所属。「裏方的な存在が放送の魅力。”お昼の放送聞いたよ”と友達に気づいてもらえるのも嬉しいです」
全国大会に出場するのは5年連続となる元石川高校。「これまでは映像作品での出場が多かった。朗読部門での準決勝進出は初めてだと思う」と顧問の海部弘教諭は話す。特に朗読部門は全国大会エントリー校数が多く、狭き門だという。
昨年は、県大会7位に終わった山上さん。「目指すは決勝進出です」と”NHKホール”を目指す。
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