医療法人が「有老ホーム」運営へ 川崎市内で初の認可
麻生区上麻生で総合病院を運営する医療法人社団総生会(菅總充郎理事長)が今年10月から、介護付有料老人ホームの運営に着手する。医療法人として運営が認可されたのは川崎市内では初めて。医療分野との連携を活かし、総合的な介護サービスを行っていきたいとしている。
医療法人による福祉分野への進出は、07年の医療法改正を機に認められた。
同法人はこれまで30年以上にわたり、麻生区で急性期病院「麻生総合病院」を運営。01年には全国でも希少だった回復期リハビリ専門病院「麻生リハビリ総合病院」を設立している。
両病院の運営で培った医療と介護のノウハウを地域の福祉に役立てたいと09年から川崎市と協議を行い、許可された。
医療法人の有料老人ホーム運営の例は全国でもまだ少なく、川崎市では初めてのケース。
ホームの建設地は麻生区上麻生6丁目。地主らの協力により2病院の隣接地を確保し、すでに着工している。敷地面積は1808・93平方メートル。延床面積は3585・71平方メートルで、鉄筋コンクリート造地上4階建。居室は60室を確保し、定員を68人とする。来月中には竣工する見込み。
開設準備にあたる同法人の安西彦常務理事は「地域の方々からのご協力で、新たな分野への挑戦が現実のものとなった。地域への恩返しのつもりで精一杯取り組んでいきたい」と話している。
詳細は総生会ロイヤルホーム開設準備室【フリーダイヤル】0120・618641へ。
|
|
|
|
|
|
|
<PR>