2027年、JR東海が東京―名古屋間で開業を目指している「リニア中央新幹線」。計画ルートに青葉区も含まれているため今月27日、同整備計画の概要と環境影響評価(アセスメント)に関する住民説明会が青葉公会堂で行われた。
深さ40m以上の「大深度」に建設
超伝導リニアによる中央新幹線は東京(品川駅付近)を起点に、神奈川、山梨、長野、岐阜、愛知(名古屋駅付近)を結ぶ計画。総延長は約286Km。県内を通る路線の延長は約40Km。その大部分が深さ40m以上の「大深度」と呼ばれる地下に、トンネルを掘り建設される。また、計画ルートとなる各都県に駅が設置される予定で、県内は橋本駅付近(相模原市)が有力視されている。
広く意見を募集11月10日まで
説明会には、地域住民ら115人が参加。JR東海の担当者がプロジェクターなどを用い、同社が作成した環境影響評価方法書の概要、超伝導の原理、計画ルートなどについての説明を行った。参加者からは「磁界の人体への影響はないのか?」「真下を通った場合の騒音は?」などの質問が上がった。同社担当者は「(磁界に関する)ガイドラインを下回っている」ことや、これまでの実験に基づき安全性を説明した。同社では今後、次のステップとなる「準備書」作成に向けた調査を進め、2014年に着工、2027年の開業を目指している。
また、同社では11月10日(木)まで、同整備計画に関する意見を募っている。詳細は同社(【電話】045・756・7261、http://jr-central.co.jp/)へ。
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