新聞感想文コンクール 鈴木蓮さん(桐蔭中2年)ら5人が入賞 桐蔭学園中・あかね台中には学校賞
「第3回かながわ新聞感想文コンクール」(神奈川新聞社主催)の選考結果がこのほど発表され、桐蔭学園中の鈴木蓮さんが中学2年生の部で最優秀賞に選ばれた。そのほか同校から2人(清水悠貴さん、長内祐乃輔さん)、あかね台中から2人(吉田萌乃さん、岡本菜々さん)が入賞し、両校に学校賞が贈られた。
同コンクールは、新聞に親しみを持ってもらおうと、県内の小学5年生から中学3年生を対象に、新聞記事を読んでの意見や、「自分が新聞記者だったら」といった視点での感想文を募集したもの。小学5・6年生の部、中学1年生、2年生、3年の生の部の4部門で5597作品の応募があった。応募数が多かった13校のうち、区内からは桐蔭中・あかね台中2校が学校賞を受賞した。
2年生の部桐蔭中から3人が入賞
中学2年生の部で最優秀賞に選ばれた鈴木蓮さん。『原発マネー踊らされ』という記事を読み、福島第一原発付近の漁師の現状について「被災者の苦悩」という標題で意見をまとめた。放射線や風評被害で苦しんでいる漁師たちが、「かつては補償金に目がくらみ、原発が建設されることを歓迎していたことを知って、衝撃を受けました」と鈴木さん。受賞について「最初は信じられなかったけれど、とても嬉しい」と話した。
そのほか、同校の清水悠貴さんが「上を向いて歩こう」で入選、長内祐乃輔さんが「『絆』はこぶ手紙」で努力賞に選出。同校では1年生時、週1回の本の要約を実践しており、「添削は一切しなかった。生徒の読解力や文章力が格段についてきたと感じている」と担当教諭は話している。
あかね台中から吉田さん・岡本さんが入賞
3年生の部では、あかね台中の吉田萌乃さんが入選、岡本菜々さんが努力賞に選ばれた。「世界が見たフクシマ」というテーマで原発問題を取り上げた吉田さん。イタリアの『ノーモアフクシマ』という意見が印象に残ったという。「自分の考えが少しでも伝わったのかなと思って嬉しい」と振り返る。今回、震災記事を扱う生徒が多い中、「イギリスの暴動」について意見を書いた岡本さん。「文章を書くのは苦手なのでびっくりした」と話した。
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