ダブルダッチ『カプリオール』 2度目のギネス更新 たまプラが生んだスーパーチームが返り咲き
たまプラーザから生まれたダブルダッチチーム『CAPLIORE(カプリオール)』が、今月2日に放映されたテレビ番組内のスピード種目で、1分間に215回跳び、ギネス世界記録を更新。09年以来2回目となるギネス保持者に返り咲いた。
ダブルダッチとは、2本の縄を交互にまわして跳ぶ競技。競技種目には「スピード」や「規定」「フリースタイル」「フュージョン」などがあり、同チームは、制限時間内に跳ぶ回数を競うスピードでギネス世界記録を更新した。
『カプリオール』は、99年のたまプラーザの夏祭りをきっかけに、日本体育大学の学生らによって結成。何度かメンバーが入れ替わり、現在は結成当初からリーダーを務めるNobuさんほかTeruさん、Monさん、Yabiっちさん、Masaさんの5人で構成されている。
華々しい記録の裏側で練習場が確保できない「たまプラに帰りたい」
世界・国内の大会で、スピード種目の日本記録を叩き出し、連続優勝を果たしている『カプリオール』。09年には、これまでのギネス記録を上回る202回をマークし、ギネスに認定。今年8月に関西のチームに更新されるものの、奇しくもギネス認定書が届いた翌日に新記録を打ち出し、王者の座を奪還することになった。2度目のギネスについて「調整時間が取れない中だったが、チームプレーで新記録を出せたことは素直に嬉しい」と喜びを滲ませる。
「どこか練習場所を」
たまプラーザから生まれ、今やプロとして日本のダブルダッチ業界を牽引する存在までに成長した同チーム。しかし、その華々しい実績の裏側では、「練習場所が確保できない」という現実に苦しんでいる。
縄の中で激しいパフォーマンスを披露するダブルダッチ。練習場所が限られる上に、メンバーは仕事をしながら小中高生への指導も行っているため、練習は夜9時過ぎから深夜にまで及ぶ。そのため体育館も利用できず、公園や路上などで練習せざるを得ないという。現在はたまプラーザから、溝の口やセンター北へと練習場所を移すが、「自分たちを育ててくれたたまプラには感謝の気持ちでいっぱい。また戻りたい。どこか練習場所を提供して頂ければ―」。たまプラから生まれ、世界へと大きく羽ばたいた同チームは、古巣へ”帰り咲く”ことを切実に願っている。
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