1889年(明治22年)、都筑郡石川村と荏田村、黒須田村の一部を合併して誕生した「山内村」。地名としては残されていないが、図書館や学校など、その名は様々な形で残されている。
山内の歴史を紐解くにあたり、参考になるのが地元の人がまとめた郷土史、写真集。当時の生活が垣間見える。
新石川在住の地域史研究家・横溝潔さんの著書『山内のあゆみ』。写真や地図、文献を利用し、その歴史や文化を細かに記す。
1975年に創刊し、東急電鉄による開発後の山内を丹念に取材している地域新聞『たまプラーザ』も貴重な資料だ。横溝さんも記者として執筆していたコーナー「山内のあゆみ」ほか、政治や経済、人物など地域に根ざしたニュースを発信。日刊紙や史書では知りえない山内を辿ることができる。
あざみ野在住の飯島一世さんの著書『写真集 あざみ野』は飯島さんの父・幸蔵さんと飯島さん自身が撮りためた、山内の風景、行事がまとめられる。開発、早淵川の氾濫、驚神社の祭礼など大正から平成まで時代の変化を見ることができる。
美しが丘在住の吉村俊介さん著書『山内の丘に撮(ひろ)う』は区画整理が進む中、農村地帯が残る昭和50年代の山内の風景、人の写真を収録。茅葺屋根、農道を歩く花嫁など懐かしい風景が写真集の中に広がる。
これらの資料は山内図書館で閲覧できる。
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