鴨志田第一小 プロに学ぶ合唱 オペラ歌手の出前授業
音楽や演劇など芸術文化を通して、子どもたちの豊かな心を育む「出前授業」が今月14日、鴨志田第一小学校(持丸隆一校長)で行われた。これは、横浜市芸術文化教育プラットフォームが行う芸術文化・教育事業の一環で実施されたもの。
2004年度にスタートしたこのプログラムは、実技体験中心の「体験型」と音楽や伝統芸能を見て学ぶ「鑑賞型」の2つがある。これまでに市内の小・中・特別支援学校、約400校で行われている。
当日同校には、オペラ歌手の宮本益光さんとピアニストの高田恵子さんが講師として来校。鴨志田中学校、鴨志田緑小学校と同校の3校で行う合唱祭に向け、声の出し方、笑顔の作り方など6年生49人を対象に合唱指導が行われた。
宮本亜門氏演出の舞台作品などで活躍した宮本さんが自己紹介を兼ね、モーツァルトの「魔笛」を披露。音楽室に生の声が響き渡り、児童らはその歌声に圧倒された様子だった。宮本さんが「どのような合唱が上手な合唱だと思うか?」と児童らに質問すると、児童は「音(声)がしっかり出ている」「みんなの表情が良い」「気持ちがこもっている」「心を一つにする」など、それぞれの意見を発表していた。
また、合唱指導で児童らは声を良く出すために、息を大きく吸って腹部を意識して声を出す腹式呼吸による発生方法を練習した。同校6年の河野力也君は「声の出し方や呼吸方法を教えてもらい、上手に声が出せるようになった」と話した。
同校では来月2日、10日にも宮本さんと高田さんによる合唱指導や座学などが行われる予定となっている。
今回、コーディネーターとして同校と音楽家を繋げたフィリアホールの保科隆之さんは「子どもたちには、音楽の素晴らしさを感じてもらい豊かな感性を育んでもらえれば嬉しい」と話した。
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