「バランスの良い弁当で、自立した生活を支えられれば」――。高齢者に手作り弁当を届ける、配食ボランティア「荏田まめの会」(松本寿美枝会長)が10月で20周年を迎えた。
同会は1993年、荏田地域ケアプラザ(荏田町494の7)で行われた「配食ボランティア講座」をきっかけに設立。現在、毎週火曜日と木曜日、高齢者ら45人の利用者に手作り弁当を届けている。メンバーは42人。各実施日に約15人のメンバーが調理や配達を行っている。
”上掛け”で伝える思い
「食材はケチらず、旬の走りの物を入れることなどにこだわっています。自分たちが食べて美味しい弁当を作りたい」と松本会長は話す。配食実施日、スーパーなどに寄り、食材を購入したメンバーがケアプラザに集まるのは昼過ぎ。ベテラン主婦たちは手際よく調理を分担し、午後4時ごろには弁当が完成する。丁寧に作られた弁当には、一つずつ手紙の書かれた”上掛け”が被せられているのも20年前から変わらない心配りだ。「これまで続けて来られたのも、仲間がいたから。また、これから一緒に活動してくれる仲間も募集しています」と松本会長。同会に関する問合せは、荏田地域ケアプラザ(【電話】045・911・8001)へ。
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