青葉区・三師会ら 災害時の「健康」を冊子に 口腔ケア、非常食レシピ等
青葉区では、医師会、歯科医師会、薬剤師会、食生活等改善推進委員会(へルスメイト)の協力の下、災害時に備え、家庭内で日常から活用できる健康管理法や非常食レシピなどをまとめたパンフレットを発行。10月末から配布を開始している。健康関係団体による冊子は市内でも初。
これは、災害時にライフラインの停止や避難所生活でのストレス、栄養不足など、健康を保つことが困難になることから、日常的に家庭でもできる方法で災害に備えることを目的にしたもの。
ベースになっているのは、三師会(医師会、歯科医師会、薬剤師会)が、区内小・中学校に設置されている地域医療救護拠点12カ所での防災訓練で、参加者に配布していた資料。作成にあたっては、三師会やヘルスメイト、区職員らが各分野から知恵を出し合い、イラストや写真を交えて分かりやすくまとめた。
冊子はオールカラー12頁。テーマごとに「備えておきたい生活グッズ」「手洗い・うがい」「お口のケア」「食生活」「生活リズム」を説明している。中でも、地震による関連死の原因第1位が「肺炎」であることから、口腔ケア不足による誤嚥性肺炎や感染症予防を注意喚起。水不足の際の歯みがき方法など、口腔ケアへの細かい解説がなされている。
健康フェスで配布
11月3日に行われた区民まつり内「健康フェスティバル」では、来場者した区民に冊子を配布。各ブースで展示パネルなどと合わせて、災害時の健康について啓発を行った。区職員は「各団体の知恵が集約された内容の濃いパンフレットに仕上がったので、日頃から役立ててほしい」と話す。
冊子は、区役所、地域ケアプラザ、地区センターでの配布のほか、区ホームページでダウンロード可。
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