國 學 院大 學 目指すは総合8位以内 3年連続シード権獲得へ
明日2日(水)、3日(木)に行われる箱根駅伝(第89回東京箱根間往復大学駅伝競走)に、区内新石川にたまプラーザキャンパスを構える國學院大學が出場する。今回で3年連続7度目の挑戦。同大陸上競技部の前田康弘監督は「箱根に出場することが目標だったチームが、箱根で結果を出すチームに変わってきました。目標の総合8位以内を目指して頑張りたい」と話している。
「原点回帰」の1年
3年連続7度目の箱根駅伝出場となる國學院大學。第88回・87回は、ともに総合成績10位と壮絶なシード権争いを制してきた。前田監督は「(3年連続の出場で)箱根に出て当たり前という雰囲気が各選手に見えたので、箱根に出場できずガムシャラに練習してきた時代を思い出してほしい」と、「原点回帰」をテーマに、この1年間チーム作りを行ってきた。箱根駅伝の前哨戦となる出雲駅伝では、総合10位で大学記録を更新するなど着実に力を付けている。前田監督は「1区から3区の前半で流れを作り、8位以内を目指したい」と意気込みを語る。
チーム力を強化
毎月1回、選手間で行うミーティングがある。上野智幸主将(4年)は「学年間の壁があったので…、下級生でもしっかりと意見が言えるような雰囲気を作りたかった」と、練習中や合宿所などで、下級生と積極的にコミュニケーションを取ることを心掛けた。次第にミーティングでは下級生からの発言も増え、練習でも走っている選手を周りの選手が応援するなどチームに一体感が生まれてきた。前田監督は「その年のチームを作るのは4年生」と話すように、上野主将を中心に箱根へ向けチーム力は高まっている。
全員一丸で走りきる
絶対的エースが不在の同大。過去2回、箱根を走った中山選手(4年)、寺田選手(3年)を中心に、上野主将(4年)、端坂選手(4年)、大下選手(2年)、沖守選手(2年)の「箱根経験者」6人に期待がかかる。「最上級生として(登録メンバーから)外れてしまった選手の分も背負って走りたい。総合8位以内でゴールし、後輩たちに歴史を繋いで行きたい」と上野主将。全員の思いを襷に込めて明日、箱根に挑む。
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