日本体育大学 再起を懸けて3位以内 生活面を見直し、意識改革
鴨志田町にキャンパスを構える『日本体育大学』が、あす2日(水)・3日(木)に行われる第89回東京箱根間往復大学駅伝競走(箱根駅伝)に出場する。歴代でもワーストとなる総合19位に終わった前回大会。今季はその雪辱を晴らすべく予選会1位で通過し、出場権を死守。65大会連続出場となる名門校チームは、再起を懸けて「3番以内」を狙う。
率いるは3年・服部主将
前回大会、史上初となる繰り上げスタートという屈辱を経験した同チーム。別府健至監督は「(昨年の結果は)すべて私の責任。厳しいと言いつつも、どこか甘えがあった。今季は練習内容よりも、食事や起床時間、寮の掃除など生活面すべてを見直して改革を進めてきた」と硬い表情だ。
その手はじめに、創部以来2度目となる3年生主将として、エース・服部翔大選手を抜擢。責任感が強く、周囲を客観的に見ることができる視野の広さなどを買った。昨年1月から『(駒大・早大・東洋大の)3強を崩す』を目標に掲げ、危機感を持ちながら意識改革を図ってきた。また、監督の恩師である渡辺公二氏(兵庫県・西脇工高前監督)を指導者として招致したほか、8年ぶりとなる伊豆大島での合宿なども実践し、個々の走力を上げてきた。
服部主将は「今季は一人ひとりに安定感があって、不気味な強さがある。強い日体大を見せつけたい」と意気込みを見せる。
経験豊富な3・4年生がカギ
エントリー16選手中、7選手が箱根経験者。全日本駅伝では4区・区間賞の服部主将をはじめ、本田匠選手は予選会を5位、矢野圭吾選手は6位と、3年生の安定感と、経験の豊富さが最大の強みとなりそうだ。また、「箱根は4年生が最後の意地を出してこそ」と監督が話すように、全日本7区・3位と、頭角を現してきた高柳祐也選手など4年生の粘りに期待がかかる。そのほか、高校時に数々のタイトルを打ち出してきた勝亦祐太選手や山中秀仁選手と、ルーキーの走りにも注目が集まる。
名門復活へ向けて、箱根路を駆け抜ける。
|
<PR>
|
|
|
|
|
映画で学ぶ英会話4月18日 |
|
<PR>