次世代オリンピック選手候補育成を目的に1月、シドニーで行われた『オーストラリアン・ユースオリンピック・フェスティバル』。日本初参加となる同フェスティバルのラグビー競技では、区内「田園ラグビースクール」出身の豊田康平さん(荏子田在住・國學院久我山高1年)と山本実さん(美しが丘在住・東海大付属相模高1年)が日本代表として参加し、男女チームの入賞に貢献した。
ラグビー競技には日本、オーストラリア、中国、南アフリカ、トンガの5カ国が参加。チームの司令塔的役割を担うスタンド、センターを務めた豊田さんの男子チームは4位、ずば抜けたタックルセンスでチームを引っ張った山本さんの女子チームは3位入賞を果たした。
速さと持久力に手応え
「他国と比べ、日本は体が細いし、小さかった」。山本さんは初めて経験する世界の印象をそう語る。特に印象に残るのは準優勝した中国の選手だ。体格も大きく、キックの精度も高い。準決勝では24対5と惨敗し、悔しさが残った。「日本は、スピードと持久力は勝っていた。キックの精度を上げて、もっと早く走る。あと、英語も話せるようになりたい」と課題は多く見つかったという。
チームの結束深まる
「(外国人選手の)体格、フィジカルなどが圧倒的に強かった」と語る豊田さん。体当たりしたときの相手の固さ、パワーが印象に残るという。一方で、日本の強みは「チーム内のコミュニケーション」と分析。練習以外にも、ラグビーについて仲間と話合い、更に結束が深まった。「今回の経験を生かし、今夏のアジア大会も同じメンバーで挑むことが今の目標」と力強く語る。
小学校時代、田園ラグビースクールで同じチームでプレイした二人。「小学校で一緒にやっていた仲間が同じ代表に選ばれるのは嬉しい」と山本さん。「土台をしっかり築けたから、今がある。自分も頑張りたい」と豊田さん。次世代を担うラグビー選手に期待したい。
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