青葉警察署よると、青葉区内の空き巣被害が12月5日現在134件(暫定値)と、県内最多となっている。12年発生件数を既に31件(前年比3割増)上回り、同署生活安全課は「日没が早い年末は空き巣被害も多くなる。留守時の施錠を徹底してほしい」と注意を呼びかける。
青葉区の空き巣発生件数は12年103件、11年100件。2年連続で県下ワースト5位に入る多発地域。同署は「高所得者が多く、起伏のある地形は死角を作りやすい。逃走に好都合な国道、インターチェンジもあり、狙われやすい」と分析している。
同署によると、空き巣被害は昨年末から急増。「犯人逮捕も行っているが、それ以上に空き巣犯が青葉区に入り込んできている。今年増えている要因は分からない」と話す。
「施錠の徹底を」
犯行手口で最も多い侵入口は「1階窓」。出窓や掃出し窓のほか、風呂場やトイレなど格子付窓も侵入口に使われている。「格子は簡単に壊せるので、トイレ、風呂の換気で開けっ放しは注意が必要」と警察担当者。
また、被害のうち3割は無施錠によるもの。中には、犯行時間が1、2分と短く、ゴミ出し中に狙われたケースもあるという。同署は「空き巣の多くは単独犯。手口はバラバラだが施錠の徹底で被害はかなり防げる。雨戸を閉める、窓に補助錠をつける、防犯フィルムを張るなど、2重、3重ロックが重要」と呼びかける。
犯行時刻は午後5時から7時の時間帯が最も多い。「夕方は比較的留守の家が多く、日没の早い今の時期は明りで不在が分かりやすい。今後も警戒が必要」と話している。
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