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青葉区版 公開:2014年1月1日 エリアトップへ

区制20周年イヤー 幕開け 徳江区長、新年の抱負語る

社会

公開:2014年1月1日

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徳江区長とマスコットキャラクター「なしかちゃん」
徳江区長とマスコットキャラクター「なしかちゃん」

 本紙では、徳江雅彦区長に新春インタビューを実施。昨年の振り返りや、今年区制20周年を迎えた青葉区の取り組みについてなどを聞いた。(聞き手/本紙・渡部賢)

――2013年を振り返り、印象に残る出来事などはありますか?

 3月、たまプラーザ駅前に新しい地域ケアプラザがオープンしました。地域福祉の拠点が増えるとともに、企業5社の協力で「どにち広場」という子育て支援事業がスタートしています。また4月からは、地区担当制を導入しました。これによって区役所と地域とのつながりを一歩、深めることができたのでないかと思っています。夏には、2つの選挙があり、区制20周年事業の準備がはじまるなど、例年にはない取り組みも多い年でした。個人的には、区内の私立・公立の保育園と区役所が協力して、「青葉こどもの歌」ができたことも思い出になりました。

――今年度の運営方針の進ちょく状況と今後の課題などを教えてください。

 林市長は、「共感と信頼」の市政運営を基本に掲げています。青葉区役所でも、地域の悩みや課題を「共感・共有」し、解決に向けて一緒に汗をかくことで「信頼」を得ていこうという目標を持っています。地区担当制は、そのステップとして始動しました。15の連合自治会ごとに、課長・係長を配置し、会議や地域行事に参加しながら、顔の見える関係を作ってきました。その中から、少しずつ課題の解決につながる事例も生まれています。今後も、こうした解決事例の拡大に努力していきます。

 防災対策の面では、青葉区防災計画を改定しました。市外にお勤めの方が多い特性を踏まえ、地域メディア等との連携でいわゆる「帰って来られない」対策を盛り込んだほか、青葉区医師会をはじめ医療関係者の皆様やアマチュア無線会の協力で、当区独自の災害時医療体制を準備することができました。引き続き、より現実に即した訓練や必要な備蓄の充実をすすめ、発災時にしっかり機能できるよう、実践力を高めていくことが課題です。

 このほか、福祉分野でも、一番の悩みに挙げられる「担い手不足」の解決に向け、各地域ケアプラザで開催した「新地域人応援講座」には、136人の方が参加してくださり、地域活動デビューのきっかけになりました。今後も、様々な形で活動する人の輪が広がり、住みつづけたいまち「青葉」を地域の皆様と一緒に作っていきたいと考えています。

――今年、青葉区は、記念すべき区制20周年となりますが取り組みなどは?

 今、たまプラーザ駅前では、すてきなイルミネーションが輝いています。昨年が多摩田園都市60周年、そして今年が青葉区制20周年、このお祝いに東急電鉄さんが実施してくださっています。記念式典は、今年11月1日、青葉公会堂で開催されますが、この1月から1年を通じ、関連事業が区内各地で実施されます。たとえば、スポーツでは、春にはグラウンドゴルフの区民大会、秋に青葉区初のマラソン大会などを企画しています。また、青葉区にお住いのプロの協力で、将棋の森内名人イベントや松本紘佳(ひろか)さんのバイオリンコンサートなども計画されています。詳しくは、区の広報紙などで、毎月お知らせしていきます。これを機会に、区民のつながりが広がり、「ふるさと」を感ずる気持ちが深まっていければと願っています。

 また、青葉区の郵便局が地元新聞店の協力で記念切手を発行したり、商店会での記念カレンダーが作成されるなど、いろいろな形での連携も広がってきました。

 もちろん区役所としても、これを機に、将来に残るような事業を計画しています。「地区担当制」を一歩進め、地域との「協働」を広げる取り組みを図ります。災害時の要援護者の支援や高齢期を迎えても自宅で安心して住み続けられるよう「医療と介護のつながりづくり」にも積極的に取り組む考えです。

――今年も箱根駅伝に、区内の大学から2校が出場しますね。

 青葉区には、6つの大学のキャンパスがあり、区や地域の事業でご協力をいただいています。箱根駅伝の観戦も、毎年、正月の楽しみです。昨年は、日体大の箱根駅伝優勝に始まった年でしたね。青葉台から大学のある鴨志田町までの優勝パレードは忘れられない経験になりました。区制20周年イヤーの幕開けにあたり、日本体育大学はもちろん、国学院大学の両チームとも、心から応援しています。出場選手達の健闘を祈っています。

――最後に、区民に向けたメッセージをお願いします。

 区制20周年、人間に例えると「成人」を迎える年です。区民意識調査でも、8割を超える方から、「この街に愛着を持ち、住み続けたい」という回答をいただきました。今年も、区民の皆様に、「住み続けたい」、そう感じていただける青葉区を目指していきたいと思います。そのためにも、青葉区の特徴であり、誇りでもある「区民の力」「地域の力」との連携、協働は欠かせないと考えています。引き続き、ご理解、ご協力をよろしくお願いします。

 皆様にとって、今年もよい年になりますよう、祈念申し上げます。区制20周年をともに盛上げていきましょう。

 

質問に答える徳江区長
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