青葉区 患者情報 ネットで共有へ 在宅医療の後押しに
在宅医療の多職種連携を目指すモデル事業「あおばクラウドネットワーク」が、4月から青葉区で始まる。ネット上でデータ管理ができる「クラウド」で患者の情報を管理し、患者に関わる医療・介護関係者がタブレットやスマートフォンで情報を共有できるシステム。区内の在宅療養患者約30人の同意を得てパイロットスタディ(実証実験)を行い、2016年度の本格運用を目指す。
横浜市と東急電鉄(株)が進める「次世代郊外まちづくり」の取り組みの一つ。青葉区医師会やケアマネージャー連絡会が参加する、医療・介護連携の地域包括ケアシステム推進部会が中心となって進めている。システムは主治医が患者のページを作成。看護師や介護士など患者の担当者のみがアクセスして血圧や体温など接した時の状態を入力、それぞれの端末でリアルタイムで閲覧できる。これまで在宅の患者については、患者の自宅に連携ノートを設置し、往診した医師や介護関係者が書き込んで情報共有するケースが多かったという。医師会の西川真人氏は「在宅では予測の医療が大事。クラウド上で情報管理することによって、緊急時もすぐに治療に入ることが可能になる」と話す。
団塊の世代が75歳以上の後期高齢者となる2025年、ベッドタウンである青葉区でも、医療機関や介護施設の不足が懸念されることから実施される事業。今後は関連業者に説明会を開催し、10月には関係者の決起集会が行われる予定。
|
<PR>
|
|
|
|
|
映画で学ぶ英会話4月18日 |
|
<PR>