緑のオアシス街中に もえぎ野ふれあいの樹林
暑くなってきたこの時季、木陰が涼しい緑のオアシスがもえぎ野にある―。藤が丘駅から徒歩約5分、もえぎ野公園の目の前に位置する「もえぎ野ふれあいの樹林」だ。
まちの中の緑地保全を進める横浜市が整備したもので、1998年8月に開園した。もえぎ野ふれあいの樹林愛護会が維持・管理を行っている。広さは約1万4千平方メートル、春にはヤマザクラやニリンソウ、夏から秋にかけてヤマユリやアザミなど103種類の植物(2013年8月時点)を見ることができ、地域住民が森林浴や花の観賞に訪れている。敷地内を散策していた近藤正人さんは、「自然の中を歩いているとすがすがしくなる。こういう場所を大事にしていきたい」と話す。
近隣の人々が自然に触れることができるようにと、毎年夏と秋には同愛護会主催のイベントを開催。夏は竹で作った水鉄砲やささ舟を浮かべて遊んだり、カブトムシを販売する。秋には「樹林まつり」を実施。豚汁を振る舞うほか、竹やどんぐり、松ぼっくりで作った工芸品などを紹介しており、昨年は約150人が参加した。ほかにも、もえぎ野小学校では、課外授業で植物や昆虫の観察をするなど、地元に親しまれてきた樹林だ。同愛護会の大熊裕子さんは、「緑が多い場所なので、いつまでも末永く残ってほしい」と樹林への思いを語る。
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