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あざみ野坂の上クリニック 「糖尿病、自覚症状なく進行も」 早期発見で合併症予防へ
「糖尿病の初期段階では、検診などで『尿糖が出ている』『血糖値がやや高い』と指摘されても無症状のままで、症状があったとしても喉が渇く、だるい程度です。しかし、そのまま数年放置すると合併症による症状が現れることもある」と、「あざみ野坂の上クリニック」などを手がける武田浩理事長は指摘する。
三大合併症や動脈硬化も
インスリンの不足などで血液中のブドウ糖が増え、血糖値が慢性的に高い状態になる糖尿病。網膜症・腎症・神経障害の「三大合併症」や脳梗塞・狭心症・心筋梗塞などの「動脈硬化性疾患」になる恐れもある。
同院では、大学病院など一部の医療施設にしかない「FMD検査」機器を導入。動脈硬化の初期段階を適切に診断し、早期治療につなげている。
武田理事長は、日本糖尿病学会認定の糖尿病指導医・専門医。「地域に根差した糖尿病治療」を心がけており、伊勢原市の本院「武田クリニック」は糖尿病専門医を育成するための研修施設にもなっている。
「地域の医療機関、大学病院と連携し、質の高い医療の提供、気軽に相談できる医療相談所を目指している」と武田理事長は話す。
糖尿病教室を開催
同院では病気を正しく理解してもらおうと「糖尿病教室」を開催中。10月は▽10日(金)「食事療法」▽17日(金)「糖尿病とは」▽24日(金)「日常生活の注意点」▽30日(木)「薬物療法」―の4回。各日11時から30分(17日は1時間)。参加費無料。
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