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あざみ野坂の上クリニック 「糖尿病」自覚症状なく進行も 早期発見で合併症予防へ
糖尿病の症状について、「あざみ野坂の上クリニック」などを手がける武田浩理事長はこう説明する。
「糖尿病の初期段階は、検診などで『尿に糖が出ている』『血糖値がやや高い』と指摘されてもまだ無症状で、喉が渇いたり、だるい程度というケースがほとんどです。しかし、そのまま数年放置すると合併症による症状が出ることもある」
動脈硬化の恐れも
インスリンの不足などで血液中のブドウ糖が増え、血糖値が慢性的に高い状態になる糖尿病。網膜症、腎症、神経障害の「三大合併症」や脳梗塞、狭心症、心筋梗塞等の「動脈硬化性疾患」になる恐れも。同院では大学病院など一部の医療施設にしかない「FMD検査」機器を導入。動脈硬化の初期段階を適切に診断し、早期治療につなげている。
武田理事長は、日本糖尿病学会認定の糖尿病指導医・専門医。「地域に根差した糖尿病治療」を心がけ、伊勢原市の本院「武田クリニック」は糖尿病専門医を育成する研修施設にもなっている。「地域の医療機関や大学病院と連携し、質の高い医療、そして気軽に相談できる医療相談所を目指している」と語る。
2月も糖尿病教室
同院では病気を正しく理解してもらおうと「糖尿病教室」を開催中。2月は▽13日(金)午前11時〜11時半「食事療法」▽16日(月)午後1時半〜2時「日常生活の注意点」▽17日(火)午前11時〜正午「糖尿病とは」▽23日(月)午前11時〜11時半「薬物療法」―の4回。参加費無料。詳細は電話で。
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