青葉区の2015年度予算案がまとまり、区が行う自主企画事業費に1億684万6千円が組み込まれた。風水害対策や高齢化への対応など課題解決に向け、安心や子育てをキーワードに4つの重点項目を掲げている。
区独自の自主企画事業の予算として、各区に割り当てられる「個性ある区づくり推進費」。青葉区では局事業への移行、2014年度の区制20周年記念事業の終了などを受けて、前年比で2事業少ない40事業に凝縮。推進費の予算は約212万円減少した。
事業計画の重点項目は、前年に引き続き【1】子育てに寄りそうまち【2】安心していきいきと暮らせるまち【3】地域の活力があふれるまち【4】大切な環境を守り育むまち―の4本柱が示されている。
前年比約439万円増の約3537万円が充てられている項目【2】では、「青葉区防災の街づくり事業」の中の新規事業「風水害対策」に100万円を計上。区内4カ所の危険区域を中心に、崖崩れなど土砂災害時の避難マニュアルを作成し、住民に配布する予定だ。
121万円を計上した新規の「振り込め詐欺被害ゼロ啓発事業」では、チラシやグッズを活用し、青葉署による街頭キャンペーンなどさまざまな場を通じて区民への啓発を進めていく。
項目【3】の「協働による地域力応援事業」には、511万円を計上。地域課題解決の支援策として前年に導入した「青葉みらいおこし支援制度」では、専門家派遣に3事業程度、最大500万円の補助金交付に1事業程度の枠を設けている。昨年12月に開所した青葉スポーツプラザの整備は、同制度の補助金交付を受けて実現している。
青葉区総務課は「局予算中心の道路や施設のハード整備に対し、『区づくり費』では区制20周年を通じて培った区民との協働がさらに広がるよう、地域活動の支援充実などソフト面に力を入れていく」としている。
予算案は市会定例会で審議され、3月に議決予定。
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