東日本大震災で避難している人のための交流サロンが、3月3日にふれあい青葉で開催された。
青葉区社会福祉協議会が震災後、被災地でのボランティアや視察を続ける中で「今だからできる、まだ必要とされている」支援活動として企画。原発事故で避難を余儀なくされている人のために、昨年8月に初開催。前回は区民まつりで行い、今回が3回目となる。福島県の避難所で情報発信や交流の場として誕生した「おだがいさまセンター」にちなみ「おだがいさまサロン」と名付けられている。
この日は避難者ら9人のほか「かながわ避難者と共にあゆむ会」のスタッフなど総勢20人ほどが参加。一人ひとりが自己紹介した後、用意された昼食を食べながら交流を楽しんだ。参加者からは「津波のフラッシュバックがあるが、なんとかやっている」「2日3日の話だと思い着の身着のまま逃げてきたが、4年もかかるとは」といった声が聞かれた。福島県富岡町から夫と避難している薮下豊美さん(77)は雨漏りが悪化してきたという自宅の解体手続きを済ませ、家財道具も処分した。「2カ月に1回は見に行っているが、行く度に寂しくなる。普段は福島や震災の話ができないが、今日はたくさん話せてすっきりした」と笑顔を見せた。
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