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あざみ野坂の上クリニック 「糖尿病」自覚症状なく進行も 早期発見で合併症予防へ
現代病とも言われる糖尿病の症状について、「あざみ野坂の上クリニック」などを手がける武田浩理事長に聞いた。「糖尿病の初期段階は、検診等で『尿に糖が出ている』『血糖値がやや高い』と指摘されてもまだ無症状で、喉が渇いたり、だるい程度のケースがほとんどです。しかしそのまま数年放置すると、合併症による症状が出ることもある」
動脈硬化の恐れも
インスリンの不足などで血液中のブドウ糖が増え、血糖値が慢性的に高い状態になる糖尿病。網膜症、腎症、神経障害の「三大合併症」や脳梗塞、狭心症、心筋梗塞等の「動脈硬化性疾患」になる恐れも。同院では大学病院など一部の医療施設にしかない「FMD検査」機器を導入。動脈硬化の初期段階を適切に診断し、早期治療につなげている。
武田理事長は、日本糖尿病学会認定の糖尿病指導医・専門医。「地域に根差した糖尿病治療」を心がけ、伊勢原市の本院「武田クリニック」は糖尿病専門医を育成する研修施設にもなっている。「地域の医療機関や大学病院と連携し、質の高い医療、そして気軽に相談できる医療相談所を目指している」と話す。
6月も糖尿病教室
病気を正しく理解してもらおうと、同院では「糖尿病教室」を開催中。6月の日程、内容は▽2日(火)午前11時〜正午「糖尿病」▽15日(月)午後1時半〜2時半「糖尿病(食後高血糖)」▽16日(火)午前11時〜11時半「薬物療法」▽23日(火)午後1時半〜2時「検査」。参加費無料。詳細は電話で。
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