昭和大学藤が丘リハビリテーション病院の階段室で、昨年に引き続き橘学苑高校=鶴見区=の生徒が壁画を制作。夏休みを利用し、デザイン美術コースの生徒がボランティアで実施した。
同コースの生徒が卒業制作として校内で壁画作りを行っていることから、患者のリハビリの励みになるようにと病院側が制作を依頼。昨年初めて行われ、2回目となる今回は1、2年生33人が参加した。生徒が提出した原案30点ほどを学内選考で6点に絞り、同院関係者の投票で田中礼美(れいみ)さん(2年)の作品が選ばれた。「夕涼み」をテーマに水や金魚、睡蓮を描いた鮮やかな作品に、季節の花々や氷の結晶を加え、壁に合わせてレイアウトを変更。生徒たちは1日16人ほどが交代で参加し、毎日反省会を行いながら制作を進行。7月末から9日間かけ、8月7日に完成させた。
田中さんは「最初はできるか心配だったが、次の人にうまく引き継げるように話し合いを重ねた。絵を見ながらリハビリを頑張ってほしい」と笑顔を見せた。同院管理課の林好彦係長は「患者さんからの評判がよく、今年もお願いした。またぜひ来年も続けてもらえたら」と話した。
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