桜台の家具店「ウッディ・ハート」(木村浩之店長)の軒先で季節外れのひまわりが咲き、通行する人の目を楽しませている。
これは、阪神大震災で犠牲になった神戸市の加藤はるかさん(当時小学6年生)をしのんだ「はるかのひまわり」の種。震災の半年後、はるかさんが亡くなった自宅跡地に咲いたひまわりの種が、地域住民らを中心に広められたものだ。災害の悲惨さや命の尊さを伝える「はるかのひまわり絆プロジェクト」として、全国に普及している。
東日本大震災の後、明日の(株)=桜台=の村尾周三江代表が東北の知人からプロジェクトを聞き、種の提供を受けたことがきっかけだ。8月半ばに同店敷地内の植え込みに、村尾代表らが進める「わがママーケット」のメンバーで、約20粒の種をまいた。木村店長や桜台郵便局の大友教弘局長らの協力で水やりが行われ、9月頃から徐々に花をつけ始めたという。9月28日時点で、2〜3株が花を咲かせている。
村尾代表は「つながれた生命力を通して、震災のことを忘れないことが目的。春には桜、夏にはひまわりが咲く街になるように、毎年植えていけたら」と話す。
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