日本マスターズ水泳長距離大会が11月、町田市立室内プールで行われ、長水路4×200mフリーリレー(男子320〜359歳)で「ザバス藤が丘」が日本新記録を樹立して優勝した。昨年の4×100mフリーリレー(同)に続き、2年連続の快挙となった。現在は、3年連続での日本新記録を目指し、練習に励んでいる。
日本マスターズ水泳協会が主催する同大会は、20歳〜91歳までの選手が参加し行われた。優勝したのは、藤が丘のスポーツ施設「ザバススポーツクラブ」に所属する小原明徳さん(80)=緑区=、矢野睦男さん(81)=もえぎ野=、富田健一さん(84)=田奈町=、横山信幸さん(75)=もえぎ野=の4人によるチーム。320歳〜359歳区分では唯一のエントリーだった。
昨年の同大会で日本記録を樹立した直後から、次の目標として4×200mへの挑戦を考え始め、1年間かけて練習してきた。昨年のメンバーだった上村正弘さんが肩を痛めたため、同じクラスで練習していた75歳の横山さんがメンバー入り。小原さんは「平均80歳のメンバーを揃えるのは大変。偶然にも横山さんがいてくれてよかった」と話す。
同種目は、6月に別のチームが19分台の日本記録を作っていた。「一人ひとりが体調を整えていつも通りに泳げば記録を破れる」と意気込み、練習を続けてきたという。「大会前は体調管理にとても気をつかった」と口を揃える。体調を整えて当日を迎え、17分12秒89で日本記録を2分以上更新しての優勝となった。
3年連続めざす
4人は定年後に健康維持のために水泳を始め、同クラブで出会った。毎日1000m泳いでいる最高齢の富田さんは「元選手を集めたのではなく、たまたまいた仲間で達成したことに意味がある」と笑顔をみせる。
偶然にもそれぞれの得意種目が異なるため「次はメドレーリレーで挑戦しようと考えている」。3年連続での日本新記録達成を見据え、既に練習を始めている。
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