全ての国民に12桁の番号を割り振る、国の社会保障・税番号制度(マイナンバー)。青葉区では11月から通知カードが発送されているが、受取人不在などで12月14日現在、全世帯の8%程度が区に返送されていることがわかった。区戸籍課は「不在の方には案内を送るので、早めの手続きを」と呼びかける。
マイナンバーの通知カードは、転送不可の簡易書留で住民票の住所に郵送される。青葉区では11月21日から区内約13万世帯に発送を開始し、今月6日までに第1回の配達が完了した。不在などで受け取れなかった場合は、郵便局の保管期間である1週間以内に再配達依頼などの手続きが必要だが、この期間を過ぎると区役所に返送される。14日時点で、戻された通知カードは1万867通。集計中のため、今後も増加する見通しだ。通知カードは区役所で3カ月ほど保管され、交付準備ができた時点で区から各世帯主あてにハガキで案内される。通知カードを受け取るには窓口で申請する必要がある。区戸籍課は「今週から順次発送し、年内には完了したい。ハガキが届いたら窓口で手続きをしてもらうが、月曜日や連休明けなどは混雑するので注意してほしい」としている。
臨時窓口でICカード交付
マイナンバーは社会保障・税関連業務などの行政事務の効率化や、各種申請時に書類添付が不要になるなど国民の利便性向上を目的に導入される。自治体ごとの独自利用もあり、今後活用範囲は広がる方向だ。
こうした行政サービスを受けるために、希望者にはICカード「個人番号カード」が交付される。公的な身分証明書としても使用できるもので、通知カードとともに配布された申請書で申し込むと、来年1月以降入手できる。本人確認や暗証番号の設定が必要なため、市では「1人最低10分はかかる」とみて、各区に臨時窓口を設置し事前予約制を導入、時間短縮を図る。青葉区では区役所1階会議室に設置される予定。みどり青色申告会では「e―Taxで確定申告を行う個人事業主は、ICカード取得に時間がかかるので注意を」としている。
区は12日から、区民説明会を各地で開催。明日18日(金)は、奈良地区センター会議室で実施する。「マイナンバーの基本的なことを説明する。質問コーナーもあるので気軽に参加を」と戸籍課。午後7時〜8時、定員48人で予約不要。問い合わせは戸籍課登録担当【電話】045・978・2233。
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