青葉区鴨志田町に「健志台キャンパス」を構える日本体育大学があす1月2日、3日の第92回東京箱根間往復大学駅伝競走(箱根駅伝)に出場する。68年連続68回目の今年は、昨年4月に就任した渡邉正昭監督(53)のもと、シード圏内の「8位」を目標にチーム一丸で挑む。
結果が個々の「自信」に
昨年の箱根駅伝は総合15位でシード権を逃した日体大。今年度は渡邉監督率いる新体制で臨み、上位10校が本戦の出場権を獲得する10月の予選会で、3位に輝いた。「8割くらいの練習でベストに近い記録が出せる。前年と違って個々が自信を持てているからこそ」。シード権獲得に向け、奥野翔弥主将(4年)は手応えを語る。
本戦にエントリーした16人=左写真=は、個性豊かな選手が名を連ねる。「夏合宿から箱根予選会の20Kmを想定し、ラスト5Kmで上げる練習を積み重ねてきた」という小松巧弥選手(3年)は、予選会でチーム内トップ、個人10位の59分44秒で好走。三大駅伝の一つ、11月の全日本大学駅伝では1区を力走した。同じく予選会で59分台をマークした前回箱根2区の奥野主将、前回5区の小町昌矢選手(2年)に加え、総合優勝を果たした1年時の箱根で1区を務めた勝亦祐太選手ら経験豊富な選手が揃う。
「生活づくり」重視
チーム力強化に向け、「まずは合宿所での生活づくり」と力説する渡邉監督は、チーム方針に共同生活と学生生活、競技者生活の3本柱を掲げる。朝食の時間を合わせて一緒に食べるなど、相互協力や仲間づくりを重視し、刺激し合うことで個々の成長につなげようというのが狙いだ。8月から9月には、長野県で45日間の長期合宿を敢行。昨年までは選抜組のみ参加だったが、今年は駅伝部の選手52人全員が共同生活を行い、意識の共有化を図ってきた。
健志台キャンパスの近くにある駅伝合宿所では、地域の清掃活動を継続しており、「地元の方々からあいさつや激励など声をかけてもらうことも多い」(早乙女涼主務)という。地元青葉区に感謝の思いを込め、伝統校のたすきをつなぐ。
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