指定重要文化財を火災などの災害から守ろうと2月5日、荏田町の真福寺(海野清明住職)で火災予防訓練が行われた。
真福寺には、国指定重要文化財の木造釈迦如来立像や神奈川県指定重要文化財の木造千手観音立像など、多数の文化財が保管されている。
当日は地震により建物が倒壊し火災が発生したとの想定で、青葉消防署(関谷寿男署長)の消防隊員が消火活動と文化財に見立てた像の搬出を行った=写真。
訓練を見守った関谷署長は「文化財を後世に伝えていくためにも、みんなで守っていくという意識づけをしていきたい」と呼びかけた。真福寺では、火災探知センサーを8カ所に設置しており、「まずは火を出さないように努めている」と海野住職は話す。訓練終了後には、見学に訪れていた地域住民ら約20人が消火器による初期消火訓練を受けていた。
文化財防火デーは、1949年1月26日に奈良県の法隆寺金堂が炎上して壁画が焼失したことをきっかけに、55年に定められた。横浜市は、毎年この日に合わせて市内各地で訓練を実施している。
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