林文子横浜市長が地域で活動している団体と意見交換を行う「ぬくもりトーク」が3月10日、青葉区医師会館で実施された=写真。
参加したのは、在宅医療と介護の連携を進める取り組み「あおばモデル」の構築を目指して活動している「医療・介護連携の顔の見える場づくり会議」のメンバー13人。「在宅医療・介護関係者の連携について」をテーマに、それぞれの立場からこれまでの取り組みや成果を説明し、林市長も自身の体験などを踏まえて意見を述べた。
今回のプロジェクトは、東急電鉄(株)と横浜市との間で結ばれた協定に基づいて進められている「次世代郊外まちづくり」の一つ。超高齢社会において、高齢者が自立して生活できるように医療や介護、住まい、生活などを包括的に支援するサービスの提供を目的としている。
同会議は、同システムの前段階として医療と介護の関係者がざっくばらんに意見交換できる場を作り、多職種連携の土台にしようと、2013年9月に発足した。区医師会や区歯科医師会、区薬剤師会、訪問介護連絡会、地域包括支援センターなどから33人が参加し、毎月1回意見交換を行っている。
14年4月からは、患者の情報をネット上で管理できる「クラウド」を試験的に導入。タブレットやスマートフォンを使った情報共有を行っている。これにより、医師や看護師、介護スタッフらの連携がスムーズで密になったという。
取り組みの説明を受けた林市長は「職種に関係なく患者様一人ひとりのケアを通じてつながりができていることに感銘を受けた」とし、「みなさんがイキイキとされているのは、使命感はもちろん、仲間の存在が大きいのでは」と話した。
ぬくもりトークは市内各地の団体と行っており、今年度は女性起業家団体や小学生の登下校見守りなどを行う学援隊、エコ活動団体と意見交換を実施した。
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