知的障害者たちの自立支援を目指した「自立生活セミナー」が、2月、3月に4回にわたり開催された。主催はあおば当事者研修実行委員会(田村美知子代表)。
障害者が自分で考えて行動していく力をつけようと、毎年開催されている同セミナー。今年は「育て!発想力!」というテーマで、自分のアイディアで他者を喜ばせる方法を考え、実行するまでを行った。各回15人ほどが参加し、進行役は自身も車いすを利用する障害者で、一人暮らしをしている当事者スタッフの粟田修平さんが務めた。
第1回では「誰かのためにしてあげたいこと」をみんなで話し合い、他者に働きかける姿勢を育んだ。第2回、3回では「おもてなし」をテーマに、他者に喜んでもらえる食事メニューをみんなで考案。1日限定の店を開き、実際に調理をして食事を提供した。最終回となった3月22日には、店を開いた経験を踏まえて「誰かをおもてなしすること」などについて自分の気持ちを川柳で表現し、自分の考えや思いを伝えた。
粟田さんは「言葉を使いこなすのが難しいが、自分の気持ちを言えるようになってきている。この場だけでなく、他の場所でもそうなってくれれば」と話した。
同委員会は、秋に障害者の保護者や支援者向けのセミナーを開催する予定。
青葉区版のローカルニュース最新6件
|
|
|
|
|
|
|
<PR>