県議会レポート 〈ごみ問題対策編〉 循環型社会に向けて計画改定中 神奈川県議会議員(自民党) 内田美保子(みほこ)
今年度は環境保全や公害防止、農林水産業などについて審査する神奈川県議会の環境農政常任委員会に所属して活動していきます。
環境政策で言えば、県は2016年度から25年度までの施策の方向性を定める「神奈川県環境基本計画」を策定しました。今後は「持続可能な社会の形成」と、「豊かな地域環境の形成」を二本柱として県政を進めていきます。
廃棄物ゼロ社会目指し
策定した基本計画や国の廃棄物処理法改正等の状況変化を踏まえ、現在推進している「神奈川県循環型社会づくり計画」の改定も進めています。
この計画は「廃棄物ゼロ社会」の実現を目指し、ごみの排出量を減らすとともに、ごみを資源として循環させる行動を示したもので、09年度を基準年度として21年度の目標を定めたものです。
改定骨子案では、県民1人が1日に出す生活系ごみの排出量を現在目標としている680gから減らす方向で調整しているほか、新たに再生利用率についても目標を設定。一般廃棄物は31%、製造業における産業廃棄物は50%をリサイクルすると目標を掲げています。
また、不法投棄等残存量を前年より減少させていくことや、東京五輪に向けた整備事業などで想定される建設系廃棄物の不適正保管対策の推進を明確に位置付けています。
状況把握丁寧に
計画は循環型社会を構築し、「廃棄物ゼロ社会」に向けて進めるためですから、毎年度の目標値や廃棄物の排出量、再生利用率、最終処分量など、各種取組の実施状況は詳細に把握し、次年度や将来につなげていくことが大切です。ごみに関する計画は、暮らしに直結する生活系ごみも含め、私たちが不自由なく、また、環境が悪化しないよう、行政のリーダーシップが強く求められる分野であります。私も強い関心をもって取り組んでいきたいと思います。
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「社会保障政策」の責任者として4月4日 |
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