6月に行われた全国中学生選抜将棋選手権大会神奈川県予選で優勝したもえぎ野中学校の森美怜(みさと)さん(3年)が、8月3日、4日に山形県天童市で行われる全国大会に出場する。
同中学校将棋部で唯一の女子部員として活動している森さんは過去2年間、県予選で準優勝という結果を残していた。優勝決定戦は昨年優勝者の原田知実さん(戸塚区舞岡中・3年)と2年連続の直接対局となり、雪辱を果たして初優勝を決めた。「勝った瞬間はほっとした」と笑みをこぼす。
県大会に向けては、「お互いに癖や戦い方を知っている」というライバルに勝つために相手の戦法(右四間飛車)を研究。部活では、同じ戦法を得意とする部員らと対局を重ねるなど、万全の対策を行った。当日は、相手が予想通りの戦いをしてきたため、「練習してきた形で勝つことができた。練習に付き合ってくれた部員に感謝したい」と喜びを語った。
家族の影響で小学校3年時に将棋を始めた。強くなるにつれて「家族は相手をしてくれなくなった」と苦笑する。得意な戦法は、居飛車持久戦。全国大会では、まず4人1組の予選リーグが行われ、上位者がトーナメントを戦う。初の大舞台に向け「少し緊張している。予選リーグを通過できるように一戦一戦やっていきたい」と決意を語る。
小学生チームも活躍
6月に12チームが参加して行われた文部科学大臣杯小・中学校将棋団体戦神奈川県予選では、鴨志田緑小が小学校の部で3位入賞。7月25日に行われる東日本大会への出場を決めた。
3人1チームで戦う将棋の団体戦。稲垣颯太君(6年)と堀江龍大君(6年)、米山昇太郎君(5年)が出場した。大将として6局のうち5局で勝利した稲垣君は「もともとあまり自信がなかった。県予選通過が決まる対局では、いつも以上に集中した」と振り返る。
同小の囲碁将棋クラブに所属している堀江君と米山君は東日本大会に向け、「とてもワクワクしている。1勝でもできれば」と期待を膨らませる。
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