横浜市内の河川・水辺で美化活動などに取り組んでいる水辺愛護会に対し、横浜市は10月28日、表彰式を中区の情報文化センターで実施した。青葉区からは「黒須田リバークリーンクラブ」(中山剛会長)が特別表彰、「谷本せせらぎふれあいの道水辺愛護会」(飯田紀夫代表)が永年表彰を受賞した=写真。
水辺愛護会は、地域の水辺環境を良好に保ち、市民が快適に水辺とふれあい、親しむことができるように美化活動などを自発的に実施する団体。横浜市内で94団体、区内では4団体が活動をしている。
特別表彰を受賞した黒須田リバークリーンクラブ(会員数35人)は、黒須田川の錦橋から鶴見川合流点を活動範囲としている団体。川の中にあった大量のごみを拾い始めた前会長の本山和一郎さんに呼応する形で2001年2月に活動をスタート。現在は遊歩道の清掃、草刈りを中心に毎月活動している。
また、夏休み前には子ども向けに「黒須田川探検隊」と称して魚やエビなどの観察を行っているほか、黒須田小学校の児童と生物調査を例年実施。子どもと活動する機会作りに積極的で、中山会長は「子どもが身近な川の観察を通じて環境保護意識を持ってもらえたら」と思いを語る。今回の特別表彰は永年の活動に加え、子どもの情操教育や水辺愛護意識の醸成を図る活動に特に熱心に取り組んでいることが評価されたものだ。
中山会長は今後の活動について「今までと同じように活動していきたい。そのためにも、若い次世代の人に活動を引き継いでいきたい」と話している。
谷本は活動10年
一方、永年表彰を受賞した谷本せせらぎふれあいの道水辺愛護会(会員数100人)は、水路沿いの緑道、「谷本せせらぎふれあいの道」を活動範囲としている団体。緑道整備を機に、藤が丘1丁目町内会が中心となって06年に結成し、谷本小学校の児童と一緒に草刈りや清掃を実施している。
飯田代表は「歴代続いてきた活動が認められてうれしい。今まで通り活動を継続させていきたい」と語っていた。
表彰式当日は平原敏英副市長が表彰状を贈呈したほか、中島泰雄道路局長が「区政を推進する上で本当に必要な、かけがえのない活動」と労った。また、当日出席した小池恭一青葉区長は「青葉区は鶴見川を中心とした水のまち。地域のコミュニティーづくりにも貢献している水辺愛護会の活動が区内各所にも広がってもらえれば」と話し、槇重善青葉土木事務所長は「気持ちの良い空間づくりを進めてほしい」と期待を語った。
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