地域で活動する区民らが共に学び合う「みらいづくり大学」の卒業制作発表と卒業式が、青葉区役所で2月25日に行われた。これまでの講座の集大成として、受講生が制作した「花と緑の見どころマップ」の発表を行った。
これは、次世代の地域活性化を担う人材育成のために青葉区で2015年度から実施している取り組み。今年度は、区内に花を増やそうという事業「フラワーネックレス青葉2017」に向けて「あおば花と緑の魅力発見講座」をテーマに開講。区内在住者ら26人が参加した。全6回の講座を通して専門家の講義で知識を深めたほか、実際にまちに出て区内を調査し、花やエリア情報を紹介する地図入りのパンフレットを制作した。江田駅〜市が尾駅周辺や、田奈駅〜恩田駅周辺など、区内を4分割した4つのパンフレットが完成。早咲きの桜や公園の紹介のほか、おすすめの散策コースなども盛り込まれている。
同講座を受講した伊藤俊之さんは「区内を実際に見に行くなど、とても充実していた。作成を通してメンバーとも仲良くなれた」と笑顔で振り返った。
パンフレットの制作に協力した横浜美術大学の学生は、寺家町の自然やアートの見どころをまとめた「寺家ふるさと村マップ」を独自に作成。3年の高橋里奈さんは「子どもに興味を持ってもらえるようにイラストや色を多く使い、分かり易くした」と話した。
同講座のアドバイザーを務め、講評を行った国立教育政策研究所の笹井宏益氏は「素晴らしい出来だった。地域活性化の第一歩となればうれしい」と述べた。
作成された計5枚のマップは、地域ケアプラザなどの公共施設に置かれるほか、インターネットでも公開される予定だ。区の担当者は「マップを使って地域の方と花と緑を楽しんでほしい」と話している。
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